「長所を伸ばすべきで短所は直すべきではない」とよく言われます。
「そうだよね」と賛成する気持ちと「何か違う気がする」というモヤモヤした気持ちが同居していて、結局結論は出せていません。
ただ最近なんとなく気付いたのは、とんでもない長所を持っている人というのは、大抵はとんでもない短所・欠点・劣等感・心の傷といった弱さを持っていて、その弱さをかばうために長所を必死に育てたり、その弱さから逃げるために長所に逃げ込んだりして、結果とんでもない長所を身に付けた――そういったケースがまま見受けられるということです。
もしも短所を直していたら、その長所は発生し得なかった……そう考えると「短所は直すべきではない」と言えるのかもしれません。
しかし短所を抱えながらの暮らしは心の痛みを伴うことが多いので、「短所は早く直すべき」とも言えますので結局結論は出ないのですが。おそらく正しいか誤りかといった単純な話ではないのでしょうね。
先日、半年ぶりくらいに会った人と近況を伝え合っていました。
ボク「最近自分で料理もやりだすようになったよー。あ、お魚が3枚におろせるようになりました!」
相手「……松本さん、そんなこと出来るようになっちゃったら、ますます結婚とか遠のきますよ?」
どうやらボクは家庭的なスキルについては短所のままにしておくべき、ということのようでございます……
(´・ω・`)ショボーン