2014/03/10 松本

スライム
先日、友人に誘われて演劇を観に行ってきました。オンラインゲームにのめり込んだ人たちを描いた演劇だったのですけれども、さて人は何故ゲームにのめり込んでしまうのでしょうか?
「何でそんなにゲームばっかりするの!?」と聞いても意外に納得のいく答えは得られないのですよね。

これについてはある方の説がとても説得力がありました。その説とは ゲームとは褒める装置であるから というものです。

例えばゲームをしているとき、最初は2回攻撃しないと倒せなかったモンスターが、能力が上がって1回の攻撃で倒せるようになります。これはゲーム側から
「わぁ!一発で倒せるようになっちゃいました!すごいです!!」
という隠れたメッセージが送られているのですね。

ゲームにのめり込んでしまう理由は、ひょっとすると『現実では誰も褒めてくれないけれど、ゲームの中ではいっぱい褒めてもらえるから』ということかもしれません。

あと褒める要素として「ゲームの中には都合のいい負け役がいるから」というのもあるかと思います。良い負けっぷりというのは、それだけで褒めることになると思うのですけれども、褒めるのが苦手な親御さんというのは無意識に『子供に勝とうとしちゃう』のですよね。なので子供の
「ボクすごいんだよ!褒めて~!」というアピールに

「自分の子供の頃はもっとすごかった!」
「そんなことは別に大したことじゃない」

というようなことを言ってしまうのです。本当はゲームに出てくるモンスターのように、上手に負けることができるようになるといいですけれど。

ということで、『モンスターのように上手に負けられる親』のことをこう呼んで推奨していきましょう!

 

    モンスターペアレント

 

用例:
 「あなたは立派なモンスターペアレントですね!」

This entry was posted in スタッフ日報. Bookmark the permalink.

Comments are closed.