2015/07/21 松本

氷山

先日雑談中に

「なんで鬱なんてなるんですかねぇ。あんなもの弱いからなるんじゃないですか」

という主張をされたので「なんで僕に言うんですかねぇ」とか思いながら説明した話をします。
ちなみにここでは主に仕事が原因で鬱になるケースを想定しており、それ以外の原因(神経性のものなど)は含めません。

 

いきなり話が逸れますが、人間の意識と無意識の比率をよく氷山に例えます。水面に出ているのが意識で、残り9割ほどの水面下にあるのが無意識という例えです。それだけ無意識というのは大きいのです。
わかりやすく言えば、僕らの意識が無意識に対向するには界王拳10倍くらいは使えないといけない計算ですね!

本題に戻ります。まず人間の動機というものは must と want の2種類に分けられます。wantで動いている人は鬱とかはほぼ無縁です。おめでとうございます!……しかしmustで動いている人は「本当はやりたくない!」という思いが当然あるわけです。

さて must で動いている人は「やりたくない!」という無意識の声を意識の力で押し殺しているわけですが、あんまりそれが酷くなると無意識が反乱を起こします。その結果、意識が何かを「やる!」と考えても、無意識が「やだ!」とストップをかけます。もちろん無意識の力が圧倒的に強いのでそのまま何もできなくなってしまう……これが鬱という状態です。

そうやって考えてみると鬱になるのは弱いからではなくて、むしろ「意志(意識)が強すぎるからこそ、そこまで酷くなってしまった」と言った方が適切かもしれませんね。
強ければ強いほど良いと思い込む人が多いですが、強ければ強いほど折れやすくなります。柔軟さも併せ持ちましょう。

ところで【人間の生きている意味は、どれだけご飯が美味しく食べられるかに集約される】というのが僕の持論なのですが、
「最近ご飯が美味しくない…」と感じるのであれば、無意識が反乱直前or反乱中のサインの恐れがあります。皆さま気をつけましょうね。

 

先日の朝、体重を測ったら77.7kgでした。

「わぁ!今日は何か良いことありそう!」

と一瞬思いましたが、そもそも77.7kgもある時点で全然良いことじゃありませんでした。
ご飯は美味しいですが、運動もしなくちゃいけないですよね……

This entry was posted in スタッフ日報. Bookmark the permalink.

Comments are closed.