2014/12/17 松本

根拠の無い自信って大事だよ――

数年前よく一緒に遊んでいた友人がそんなことを言っていた。僕は
「根拠の無い自信なんて、ただの過信か慢心だよ」
と切り捨てるように言った。彼はそんな僕をまるで
(まだまだ青いなぁ)
とでも言いたそうな表情で見ていた。

ただ最近はなんとなく彼の言いたいことがわかってきた気がする。人は大体正しいと思っている行動ができないんだ。

・電車で席を譲るべきだった
・人に注意すべきだった
・スジを通すべきだった
・きちんと謝罪すべきだった

そういう「するべきだったのにできなかった」という行動の積み重ねは、きっと僕らの心を少しずつ蝕んでいくんだ。そうやって得た小さな罪悪感や無力感や後悔は、少しずつ少しずつ僕らの背中を小さく縮こまらせる。だから「根拠の無い自信」を持っている人とは自分が正しいと思う行動を取ることができる人のように思う。

日々の行動の中で得たり失ったりする「何か」に気付くのはとても難しい。だから「根拠の無い自信」とは「根拠を自覚しにくい自信」と言うのが正確なのだろう。

色々書いたけれど、シンプルに言えば 「自分で自分を好きになれる行動を取っているか?」 という一点に尽きるのだと思う。

あなたには根拠の無い自信がありますか?

 

ちなみに当時、根拠の無い自信の大切さを主張していた人は2人居たのですが、内1人はただの慢心で、現在は色々アレな行動を積み重ねてるのを見てると、自覚しにくいって怖いなぁ、と思います……

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