2014/11/20 松本

男子高校生の日常

先日外食中、男子高校生2人の話が耳に入ってきました。

A「親父、ほんとムカつくんだよなー」
B「何があったん?」
A「俺さ、一人でカラオケとか普通に行くんだけど、親父は俺に『一人でカラオケ行って何が楽しいの?意味がわからんわ!』とか言うわけよ」
B「あー」
A「お前の価値観を押し付けんじゃねーよ!」
B「わかるわかるー」

A「ところでさっきから何の本読んでるん?」
B「サッカーの本」
A「ポジションどこだっけ?」
B「MFだよ」
A「えー?サッカーって点入れてナンボでしょ?そんなん何が楽しいん?」
B「チームの勝利に貢献できることとか……」
A「いや、それちょっと意味わからんわ~~。やっぱFWだへん?」

うっかり
 「キミ、お父さんそっくりだね!」
と声をかけそうになりました。

「○○が嫌い」というのは「自分は○○とは違う」と考えられるとてもお手軽な方法なのですけれど、「じゃあ本当はどうすべきだったのか?」ってことをちゃんと考えておかないと、いざ自分が同じ状況に置かれたときにその嫌いな行動を取ってしまう、ということがまま見受けられます。「嫌いなこと」しか見ていないと自分の行動の選択肢にも「嫌いなこと」しか出てこないんですよね。

「どういう発言だったら父親を好きになれたのか」
「自分が父親だったらどう言えばいいのか」

そう考えることで初めて選択肢が増えるんですね。

 

もしも嫌っている「だけ」だったときは――
「キミ、○○そっくりだね」と声をかけようとするボクが背後に迫っているかもしれません――

 

うわぁ!
それすごく妖怪っぽい!!

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