授業中の質問は基本的に大歓迎です。内容や状況によっては後で解説したり、個人的な事例の場合は個別に対応したりすることもありますけれど。
しかし唯一「この質問はちょっと……」と思う質問があります。それは
「このボタンをクリックすればいいんですか?」
といった質問です。成功するか失敗するかはそのボタンを押してみれば分かるのに、失敗するのが怖くて事前に聞いてしまうタイプの質問ですね。実際ほとんどの失敗は「元に戻す」で直りますし、それ以外の場合でもファイルのバックアップを取っておくことで対処できるのですが。
こういった失敗を恐れる姿勢は必ず成長の妨げになります。「失敗」と「経験」はだいたい同じ意味ですからね。万一、失敗をして弊社のパソコンがおかしくなっても須山が直しますので安心して失敗してくださいね!
ところで失敗を恐れる人は、左側の絵のように失敗と成功が「分かれ道」になっていると考えているようです。
もちろん間違いではないのですが、何らかの専門的知識を身につけた人は右側の絵のように、たくさんの失敗を経験していて、だからこそ専門家に育っています。
失敗とは回避するものではなく、乗り越えてゆくもの――
そういう考え方をができるようになるといいですね。
ところで私の場合は授業内容以外の質問にもある程度はお答えしています。昔「先生の血液型は?」と質問があった際、ただ答えるのも面白くないのでアンケートで集計してみたところ、誰一人当たっていなかった上に、なぜか 緑色という回答が2票ありました……
社内でも「人間じゃない」とか「宇宙人」だとかいった扱いなのですが、なんで僕は人間扱いされないのでしょうかね……?(質問)