先日「自分をバカにしてくる人がいる」という相談を受けたので、その辺のお話を。
まず、なぜ人をバカにするのかというと、人をバカにすると自分が優れた人間であるように思えるからですね。そういう優越感を得るために人は人をバカにします。で、重要な事なんですが、バカにする人の無意識には必ず劣等感が潜んでいます。
つまり優越感とは「心の鎮痛剤」なんです。最初に劣等感という心の痛みがあって、それをやわらげるために優越感を必要とするんですね。
ただ「優越感=悪」というわけではなくて、例えば優越感を得るために並外れた努力を重ね、それがその後の人生で大きな武器になる方も少なくありません。しかし努力や行動を伴わない優越感は悪い方向に働きやすいように思います。
あと注意すべきは他人をバカにしたところで自分の能力は1ミリも上がらないということです。上がったような気がしちゃうからこそ現実が見えなくなって危険なんですけれど。
最後は師匠に一言でまとめてもらいます。
バカをバカにしてっとバカになるから気を付けろよ、このバカ!
※注意※
立川談志さんがこのような発言をしたことは(たぶん)ありません。言いそうだけど!