2013/07/24 松本

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疑問を感じることができるというのは才能です。ただ、疑問止まりでその後に至らない人も見受けられるのですよね。そんな方のために疑問止まりにならないための考え方を紹介します。
(1) 疑問を問いにする
疑問というのは”感じる”ものですが、問いは”立てる”ものです。対象を色々な角度から見ることで問いが立てられます。例として「なぜ昔の人の遺言等が現在まで遺されているのか?」を考えると
(哲学)当時の死生観はどうだったか?
(宗教)当時の宗教では死とは何だったか?
(技術)遺言が伝わる手段は?紙?口伝?
(心理)遺言を伝えた人々の心境は?
このような問いが立てられます。このように問いにすることで漠然とした疑問も調査可能になります。
(2) 仮説を立てる
1の問いを調べながら仮説を立てます。
(3) 仮説を検証する
理屈が通っていると「これは正しい!」と思ってしまいますが、それは勘違いです。理屈なんてのはどうとでもこねれます。検証のない理論に価値はありません。
基本的にこの繰り返しです。PDCAサイクルと似てますね。
大事なのは問いを立てることです。良質な問いは行動を促します。そのため良質な問いのことを Driving Question と言うみたいですね。
それでは皆様、良い疑問ライフを!
参考書籍:知的複眼思考法
私事ですが、2日前にある個人的な疑問が解決しました。10年ほどかかりました。
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