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2013/02/25 松本
原稿が遅いと有名だった手塚治虫には常に複数の編集者が張り付いていたそうです。ある編集者が「私は先生を信用して張り付きません!」と言ったところが上記のシーンなのですが……結果その「信用」は裏切られ、原稿が3ヶ月連続で落ち、その編集者は会社を辞めたそうです。
このエピソードを読んで思わず「クズや……手塚先生は人間のクズや!!」と思ってしまったのですけれども、そもそもその編集者は本当に手塚先生を「信用」していたのでしょうか。「裏切られた」と言う人が本当に裏切られたのは、往々にして「信用」には至らないようなもの……例えば「依存心」や「願望」であったりすることが多いように思います。
では「信用」とは何なのか?、という問いへの答えはまだ持っていないのですが、本当の「信用」というものには少なからず「疑う」ことが含まれていなければいけないのではないでしょうか。信じることは尊いとは言いますが、実のところ正しく信じることと正しく疑うことは同じ事なのかもしれませんね。
で、何でこんなことを書いているのかというと、実はこの原稿の締め切りは2/22夕方だったわけで。現在2/25朝だったりするわけで。つまりそれは正しく疑わなかったことがげんい、あ、いえ、すみませんでした・・・
ちなみに手塚先生、おそらく周囲の力によって自分の底力を引き出すことを無意識に計算していたんじゃないかな?、と感じました。毎回締め切りギリギリだったそうですが、原稿を落とすことは滅多になかったといいます。アテにしていた力(この場合は編集者の執念)が得られなかったので計算が狂った、というのが真相じゃないでしょうか。
※画像は「ブラックジャック創作秘話」2巻より引用。 ©秋田書店、宮崎克、吉本浩二